カーシェアリングとレンタカーは、一見すると同じようなサービスに見えますが、実際はかなりの違いがあります。
それぞれ得意な分野が異なり、使い方次第で価格面での違いも大きなものになります。
より賢くサービスを活用するなら、自分が普段からどれくらい車を利用することがあるのかについて考えてみてください。
それによってどちらのサービスが良いのか使い分けができるようになりますし、場合によっては上手く両方を活用していく方法も見えてきます。
毎日とまではいかなくても、日常的に車を使う機会がある人ならカーシェアリングがお得です。
月額料金こそ発生しますが、自宅近くのステーションへ行けば車を使えるようになり最短で10分単位での利用が可能になります。
たとえばちょっと大きな買い物をするため、荷物を運ぶために車が利用したいなら、短時間で利用できるサービスはとても使い勝手が良くなります。
もちろんみんなで車を共有するサービスなので、あらかじめ使うことができるのかはチェックが必要になりますが、その使い方に慣れればとても便利なサービスです。
長時間での利用もできますが、誰かが長時間利用しているとその間は車が利用できなくなる点に注意が必要です。
業者から車を借りて使えるレンタカーは、最初から長時間での利用が前提になっています。
基本的にプランは長時間のものになっているので、ちょっとした買い物のために使うことには適していません。
1回あたりの料金が長時間プランのみで高くなっているので、一か月の中で何度も使う人だとタクシーを利用した方が安上がりな場合もあります。
しかしこのサービスは、営業所間での乗り捨てにも対応をしているなら、旅行をする時に大きなメリットになります。
遠地への移動に車を使い、その地域にある営業所へ車を引き渡すだけで済むなら無駄なく移動ができます。
その業者で確保している車があるなら、共有のように1台しかないので車が使えず待つしかない事態にもなりません。
月額料金こそ発生するものの細かく利用するなら普段は車を共有して、長距離移動などでは業者から借りる。
このようにそれぞれのサービスを上手く使い分けている人はたくさんいます。
絶対どちらかにしなければいけないルールはないので、車をどのように活用するのかを考えて自分に合った使い分けをできるようにしてください。