免許取り立ての初心者が、いきなりカーシェアリングを利用してもよいものかと思う方もいるでしょう。
しかし、基本的には、免許を持っている人なら誰もが利用できるのがカーシェアリングです。
冒頭では、免許を持っている人なら誰もがカーシェアリングを利用できると述べましたが、カーシェアリング会社によってルールが異なることに注意してください。
会社によっては、免許取得後1年未満では利用できないところもあります。
利用前に必ず確認してください。
たとえば、タイムズカープラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブの大手3社だと、タイムズとオリックスには制限がありませんが、カレコでは免許取得から1年未満の人は入会できない決まりです。
以前は特に制限がなかったのですが、2018年4月1日から免許取得1年未満の人は入会も登録運転者の登録もできなくなりました。
初心者は事故の危険が高そうなイメージがありますが、実際はそうとも限りません。
初心者ということは教習所で習ったばかりですし、自身も初心者という意識がありますので、運転が慎重になるものです。
それでも自信がない方のために、カーシェアリングでは手厚い補償制度を用意しています。
カーシェアリングの利用料金にはあらかじめ保険が含まれており、対人、対物、人身、車両の補償があるため、万一の事故の際も安心です。
ただし、ルール違反を犯すと補償が受けられなくなるので注意しましょう。
「ちょっとぶつけただけで被害者もいないからいいか」と警察への連絡を怠るなどした場合、補償が受けられないばかりか、修理費を全額請求されるうえ、会員資格剥奪という重いペナルティを科されることもあります。
ルールを守って利用し、事故を起こした時は、すみやかに負傷者の救護に当たり、警察に届け出るという基本を守ってさえいれば大丈夫です。
免許取り立ての初心者より、免許取得から年月が経っているペーパードライバーの方が実は危険度が高いです。
教習所で習ったことも忘れてしまっていることが多いですし、過去に何度か運転経験がある場合、それが過信につながることもあります。
車の運転はブランクが長いほど感覚が鈍ってしまいますので、咄嗟の判断が必要な時にうまく対処できずに事故につながる可能性も高いでしょう。
ブランクの長い方は、ペーパードライバー講習を受けるなどして運転の感覚を取り戻してから利用することをおすすめします。
(2019年現在)