カーシェアリングのサービスは自動車の免許を持っていれば利用可能です。
入会時に審査が行われて「この人は初心者だから」「ペーパードライバーでブランクがあるから」といった理由で断られることはありません。
そもそも入会手続きからして最短なら15分程度で済ませることができますから、ペーパーかどうかを問われることはありません。
長年ブランクがあると車を運転するのが不安になってしまうもの。
そんな時にブランクを埋める手段としてもカーシェアは適しています。
友人から車を借りるのはちょっと不安ですし、レンタカーの場合は料金が少々高くなってしまいます。
久しぶりに乗ってみる、勘を取り戻す場合には数十分単位でも利用できるカーシェアが非常に適しています。
毎月2000〜3000円程度の出費でちょくちょく乗りながらブランクを埋めていく、といった利用方法も可能です。
ただペーパードライバーの場合、久しぶりに車を運転するので事故などのリスクへの不安がどうしてもつきまとうものです。
もちろん起こさないに越したことはないのですが、万一カーシェアの車で起こしてしまった場合にはどうなるのか?
この点は自動車保険が用意されているので弁償・賠償などの費用を負担する必要は原則としてありません。
カーシェアの利用料金に自動車保険料も含まれているので安心して利用できます。
ただし、事故を起こした状況によっては補償が適用されないこともあるので気をつけましょう。
たとえば利用していた車が破損、故障して修理が必要になった場合にはノンオペレーションチャージ(NOC)という補償金の支払いが求められることもあります。
どういったシチュエーションでこのNOCが求められ、どれぐらいの負担になるのかは各事業者によって異なるので、不安な場合にはあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
また、事故を起こしてしまった場合には、それがどんな小さいものであれ必ず事業者と警察に連絡してください。
利用時間内に連絡しなかった場合、補償は適用されず弁償額の全額負担が求められてしまうこともあります。
ブランクがあると事故を起こしたときにどうしても取り乱してしまい冷静な対応ができないことも多いので、とくに注意しておきたい部分です。
カーシェア事業者ではペーパードライバー向けの講習も行っています。
不安な方はまずこの講習に参加して基本的な知識と勘を取り戻したうえで、カーシェアリングで車を運転してみてはいかがでしょうか。