カーシェアの魅力は手軽に車を借りて利用できる点です。
レンタカーのように丸1日借りる必要もなく、数時間、必要ならば15〜30分単位でも利用できます。
そうなると自宅近くに利用できるステーションがあるか、さらに乗り捨てができるかどうかが重要なポイントとなってきます。
たとえば旅行などの目的で空港・駅まで車を借りて荷物を運びたい、といったシチュエーションの場合には通常タクシーを利用するものですが、片道のみでカーシェアを利用できるなら自分で運転する分コストを大幅にカットすることができます。
また旅行の際にカーシェアで目的地まで移動して現地では公共の交通機関を利用する、といった使い方も可能です。
車を借りたステーションにまで戻って返却しなければならない場合と、乗り捨てができる場合とでは利用するシチュエーションに大きな差が出てくることになります。
タイムズカーシェアでは乗り捨てを「ワンウェイ利用」と名づけたうえで対応しています。
全国15000ヶ所と言われるタイムズのステーションをうまく利用することで自宅近くで車を借りて旅行先で返却する、またはその逆の使い方ができるわけです。
このサービスに対応しているカーシェアの業者はほかにもありますが、このサービスの場合は利用できるステーションの数が多く、全国に幅広く広がっていることでよりメリットが得られやすくなっているのが特徴です。
ただし、このワンウェイ利用を活用する場合にはいくつかの注意点があります。
最大の注意点は基本料金とは別に「ワンウェイ料金」が発生することです。
これは移動距離が20キロメートルを超える場合に発生するもので、追加料金が発生する可能性を視野に入れて利用する必要が出てくるのです。
逆に言えば20キロメートル未満なら基本料金のみで利用できるので日常のちょっとした移動や荷物の運搬などに利用しやすい面もあります。
この料金は50キロメートルごとに変更する形となっており、移動距離が長くなればなるほど料金が高くなるのが原則です。
50キロメートルまでなら4000円、100キロメートルまでなら8000円と加算されていく形となります。
なお、四国や九州などフェリーなどで車を輸送する場合にはプラス6000円加算されます(これらの料金はすべて税抜き価格)。
このように便利なサービスですが、コストの点も意識しながらメリットが大きいか、レンタカーとどちらがよいかを検討したうえで判断したいところです。