犬や猫など大切な家族の一員のペットですが、カーシェアリングを利用して一緒にドライブを楽しみたい方も多いことでしょう。
車があれば行動範囲が広がり、遠くのドッグランにも犬と一緒に出かけられます。
そこで、カーシェアリングの車に犬や猫などペットを乗せてもよいかどうかを調べてみました。
タイムズカープラス、カレコ・カーシェアリングクラブ、オリックスカーシェアのカーシェアリング大手3社では、ペットの同乗を禁止しています。
そのまま乗せるのはもちろんだめですし、ケージに入れてもNGです。
ペットの同乗ができないのはこの3社だけでなく、ほとんどのカーシェアリングで禁止になっています。
ペットの同乗ができない理由は、ペットの毛や臭いなどのせいで車内が汚れる可能性があるからです。
また、不特定多数の人が利用するカーシェアリングでは、動物アレルギーの人もなかにはいます。
そういう人にも配慮が必要なため、基本的にペットの同乗は認められていないのです。
カーシェアリングでは予約から返却まで基本的に誰とも会いません。
「それなら黙って乗せてもわからないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、禁止されている以上、決してやってはいけない行為です。
もし、毛や臭いなどのせいでペットを乗せたことがバレると、清掃費用の請求や会員資格の剥奪など重いペナルティが科されます。
「ちょっとぐらいなら大丈夫」ではなく、ルールとして決められている以上、ペットを乗せないようにしましょう。
タイムズカープラスでは、以前、ケージに入れる場合に限りペットの同乗が認められていました。
しかし、そのルールを守らない人がいたことで、ペットの毛の清掃や臭いの脱臭のために緊急に車両の稼働を停止しなければならないことがあったそうです。
また、動物アレルギーの人への配慮もあり、他の利用者に迷惑がかからないよう全面的にペットの同乗が禁止になってしまいました。
ルールを守らない人がひとりでもいると、このように利用者全体が迷惑を被ります。
大手3社はペットの同乗が全面的に禁止されていますが、大和リースが運営する「D-Share」ではペットの同乗がOKです。
ケージやキャリーなどに入れ、シートを敷いた上に置くなどの決まりがありますが、ペットの同乗が可能な数少ないカーシェアリングです。
ステーション数が少ないのがネックですが、比較的ステーションの多い大阪の方は検討してみるとよいでしょう。
(2019年現在)