車で通勤をしている人の場合、基本的にマイカーを持つ方が安上がりです。
電車などの交通機関を利用している人の場合だとマイカーは手放した方が良い場合もありますが、そこで気になってくるのはカーシェアリングを通勤に使うことはできるのかです。
まず前提として、車をシェアする場合はひとつの問題があります。
このサービスはレンタカーのように乗り捨てができず、カーステーションに車を戻す必要があるのです。
この時点ですでに無理が生じているのではないかと考えてしまう人もいますが、ある方法を使えばその問題を解決できます。
それは夜間パックを活用することです。
自宅付近のカーステーションで車を借りて会社まで行き、帰宅時に戻す。
この方法は現実的ではありません。
働き方にもよりますが、移動時間も含めれば10時間以上使うことになるので12時間パックで7,000円くらいになります。
これを毎日と考えたら、とてもメリットがある方法とは思えません。
しかし夜間パックを使う方法だと、だいぶ安くなります。
各業者の料金をチェックしてみると、18時〜翌9時までで2,500円ほどです。
帰宅時に車を使い、翌朝出勤時にカーステーションへ戻す。
この使い方なら毎日2,500円+走行距離代にできます。
もちろんこれでも公共交通機関を利用した方が安い場合がほとんどなのですが、業者によっては会員ランクを上げることで料金が安くなったり夜間パックの時間分が無料になったりします。
最初から使える方法ではありませんが、夜間パックが無料なら自己負担は走行距離分だけになるので、現実的な金額になってくるのです。
しかもこれなら帰宅時から翌朝まで車は使い放題なので、とても大きなメリットになります。
しっかりとサービスの仕組みを理解していれば、カーシェアリングを活用することは可能です。
しかしこの使い方を成立させるためにはヘヴィユーザーと言えるくらい利用する必要があり、対応している業者が近くにカーステーションを用意しているのかがポイントになります。
上手くいけば大きなメリットを得られますが、多くの人にとってそこまで無理をして使うものではないと言われる方法です。
その人の環境によって、利用するメリットとデメリットのバランスは変わってくるので、無理なくできる自分にとって一番良い方法を選ぶようにしてください。