利用したいときに車を借りることができるのがカーシェアリングの最大のメリットです。
しかしこの利便性の高さが、かえって大きなデメリットをもたらしてしまっている面もあります。
多くの人がこのサービスを手軽に利用しようとした結果、予約が早い段階で埋まってしまうケースが増えているのです。
利用したいときにはすでに利用できる車が確保できないケースもあります。
これはカーシェアが注目を浴びて利用者が増えたことによって生じた大きなデメリットで、利用者の増加に対して事業者が供給する車の台数が追いついていない部分があるのです。
この点はステーションの場所や車種によっても大きな違いが出てくることが多く、都心部に近い、または立地条件がよいステーションには多くの人が利用するため早い段階で予約が埋まってしまうことも多いですし、輸入車や高級車など人気の高い車種も同じ傾向が見られるのです。
週末など、日時によっても取りやすい場合と取れない場合が出てくるのですが、何とか乗りたい時間帯に乗りたい車を確保するための対策方法もいくつかあります。
まず基本中の基本は、早い段階に予定を決めておくこと。
利用日の2週間〜2カ月前から車を確保することができるので、早い段階で決めて手続きをしたほうが当然希望通りに確保しやすくなります。
それからキャンセル待ちをうまく利用すること。
もし乗りたい車がすでに予約が埋まってしまっている場合には、無理にほかの車に切り替えるのではなく、キャンセル待ちを設定しておくとチャンスが得られる場合もあります。
利用そのものがキャンセルされた場合だけでなく、予定よりも早めに返却された場合に利用できるケースもあるので見逃せません。
この2つの方法でなんとか予約が取れない環境を克服したいところですが、どうしても難しい場合には利用したいステーションとそれほど離れていない別のステーションも選択肢に加えてみましょう。
普段利用しているステーションでは確保しづらい車でも別のステーションなら空いている、というケースも少なくありません。
先ほど触れたようにステーションによって利用者の数や利用環境に大きな差が出てくることが多いからです。
このようにカーシェアリングの需要が高まっていることで乗りたい時間帯に乗りたい車を確保しづらい環境になっている面もありますが、自分なりの対策でうまく乗り越えてカーシェアのメリットを最大限に満喫したいところです。