カーシェアリングのサービスを提供している会社を選ぶ上で、重要なポイントとなるのが扱っている車の種類です。
レンタカーに比べて短時間の利用が多いので、それほど車種にはこだわらないという傾向も見られるカーシェアですが、逆に短時間で安く利用できるからこそ、自分では乗る機会がない高価な車を乗ってみたいというのもあります。
また、用途によって向き・不向きの車などもありますから、やはりサービスを利用する際にはどんな車が用意されているかは大きなポイントになるでしょう。
会社によって扱っている車種は異なっており、多いところではカレコ・カーシェアリングクラブが約50種ほど扱っています。
タイムズカープラスでも30種類以上扱っているので選択肢に困ることはないでしょう。
広い用途で利用できる車でお勧めなのはプリウスやカローラあたりです。
新型プリウスなどの最新の車も用意されているのも魅力です。
こうした種類の場合、個人での利用はもちろん、仕事での利用にも向いているでしょう。
レクサスなども定番のラインナップとして挙げられます。
家族でちょっとした小旅行で使いたい、ほかにも友人同士での旅行・レクリエーションなどで利用したい場合には定員人数が多いセレナ、ノアなどもおすすめです。
こうした定員人数が多いファミリーカータイプはスペースや荷物の収容性もポイントになるので、好みや利用状況に合わせて細かくチェックしてみたいところです。
逆におしゃれなコンパクトカーで楽しみたいという方は、フィットやノート、アクアといった車もよい選択肢となるでしょう。
こうしたコンパクトカーはシティユースでの人気が高いうえ、カラーによっても人気が違ってくるので、予約を取る際には細かい情報も確認しておきましょう。
あとは思い切って贅沢な車に乗りたい、という方にはベンツやロードスターなども選択肢に加えてみるとよいかもしれません。
スポーツカーではポルシェのケイマン、BMWなどを取り扱っているサービスもあります。
カーシェアは事故の際にも保険が適用されるので、こうした高級車も安心して乗ることができます。
そのほかキャンピングカーなども用意されており、使う用途や気分に合わせて毎回違う車を利用できるのもカーシェアリングの大きな魅力です。
会社ごとに充実しているタイプに違いが出てくる面もあるので、そのあたりも意識したうえで選んでいくとよいでしょう。
カーシェアリングにはさまざまな車種が用意されています。
ふだん乗ることのない車種を運転できるのがカーシェアリングの一つの魅力です。
ただ、用途によって適した車種がありますので、ここではどれを選んでよいかわからないという方のために、用途別におすすめの車種をまとめてみました。
車の運転に自信がない方には、取り回しが便利なコンパクトカーがおすすめです。
道幅の狭い道路でも余裕で通れますし、狭い駐車場でも難なく止められます。
各カーシェアリング会社によってラインナップに違いはありますが、ホンダのフィット、日産のノート、スズキのソリオ、トヨタのヴィッツなどが人気がありおすすめです。
子どもの送迎やレジャーなどに利用したいなら、ファミリー向けの室内空間の広い車種を選ぶとよいでしょう。
たとえば、ホンダのN-BOXなら、軽自動車ながら室内空間が広く確保されており、小さな子どもなら車内で立ったまま着替えや移動ができますし、ベビーカーをたたまずに載せることも可能です。
また、トヨタのシエンタは、最大7人乗りで後部座席が広く、地上高が低いため、小さな子どもでも乗り降りがしやすいでしょう。
なお、どちらもスライドドア仕様なのもポイントです。
カーシェアリングで車を借りてアウトドアを楽しみたいのなら、アウトドア仕様の車種がおすすめです。
悪路でもすいすい走れて、自転車やサーフボードなど大型の荷物を積める車ならなおよいでしょう。
そういう場合はSUVタイプの車を選んではどうでしょうか。
たとえばスバルのXVは、5人乗りのクロスオーバーSUVで街乗りにも適した車種です。
また、スズキのハスラーは、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車で、コンパクトながらシートアレンジで余裕たっぷりのラゲッジスペースが生まれます。
上に例とした挙げた車種は、タイムズカープラスにラインナップされているものです。
当然ながら他社では異なるラインナップになっています。
規模ではタイムズカープラスが抜きん出ていますが、カレコ・カーシェアリングクラブではベンツなどの高級車からマツダのロードスターのようなスポーツカーまで豊富な車種を揃えているのが強みです。
日常の用途では使い勝手の良い車が多いところを、ふだん乗れないような車に乗りたい時はそういう品揃えのところを、というふうにカーシェアリング会社を使い分けるのも楽しいでしょう。
(2019年現在)