免許を取得したばかりの初心者は、どうしても実際に車を公道で走らせるとなると不安がつきまとうものです。
自分の車を購入できればよいのですが、レンタカーやカーシェアで車を借りて利用するとなるとなおのこと、キズや破損などの問題を起こしてしまわないかどうか不安に駆られてしまうでしょう。
かといって乗らないでいると、いつまで経っても運転に慣れず、気がつけばペーパードライバーになってしまうなんてこともあり得ます。
じつは短時間の利用も可能なカーシェアは、免許をとりたての人が運転慣れする機会としてもよい選択肢でもあるのです。
もちろん、初心者でもカーシェアリングのサービスを利用可能です。
免許を取ってからの年数で利用の可否が判断されることはありませんから、免許を取得した翌日からでも登録・利用ができます。
せっかく免許を取得したのですから、まずカーシェアで運転を楽しんでみるにもよい選択肢かもしれません。
初心者がカーシェアを利用する際にはいくつか注意したい点もあります。
もっとも重要なのが初心者マークの使用です。
ちょっと恥ずかしいイメージもあるこのマークですが、免許を取得してから1年以内は必ず表示しなければなりません。
これは初心運転者表示義務といって義務付けられており、もし違反した場合には罰則を受けることになります(違反点数1点)。
これは免許とりたての人ならしっかり踏まえているはずです。
カーシェアリングでは、タオルや掃除用のアイテム、傘などの、車を利用する際に必要・便利な常備品も用意されています。
これらとともに初心者マークも含まれているので、それを車に貼り付けて使用する形になります。
わざわざ自分で用意する必要はありません。
あらかじめどこにあるか確認したうえで運転する前に必ず貼り付けておくようにしましょう。
もうひとつ注意したいのはやはり事故です。
まだ免許とりたての場合、軽い接触などを起こした時に怖くなってついつい何もしないで隠してしまうケースもありますが、それが発覚した場合には弁償金の請求や会員の資格停止などのペナルティが課せられることもあるので気をつけましょう。
ともあれ、定められたルールの範囲内で利用すれば、免許とりたての人でもカーシェアを利用して車を運転する楽しみを味わえるはずです。