カーシェアリングは手軽に利用できるのが最大のポイントです。
レンタカーのように丸一日使用する、旅行や出張など遠出に利用するだけでなく、ちょっとした買い物や近場の外出などにも利用できるのが大きな魅力です。
こうした利便性の高さが魅力となると、日常生活の中でいかに「手軽に使えるか?」が最大のメリットになるでしょう。
そのため、近くにカーシェアができるステーションがあるかどうかで大きな差が出てきます。
自宅近く、徒歩で手軽にいける場所にステーションがある人と、近くにない、もっとも近くても電車を使わなければ行けない人では、雲泥の差となります。
この点はどうやってステーションまで行くかともかかわってきます。
たとえば徒歩ではちょっとつらいけれども自転車なら行けるところにステーションがある場合、そこまで自転車で行って利用したいと思うものですが、残念ながらほとんどのステーションでは駐輪は禁止、そこまで自転車で移動して駐輪したうえで車に乗り換える、といったことができないのです。
どこまで徒歩で移動できるかについては個人差がありますが、10分〜15分圏内くらいが快適に利用できる限界となるでしょうか。
このようにカーシェアリングのステーションが近くにない場合、デメリットばかりが目立ってしまう面があります。
では近くにない人がこうしたデメリットを負ってまで利用するメリットはどこにあるのでしょうか?
ステーションまで行く手間はかかるものの、手ごろな料金で利用できるのはやはり大きなメリットです。
電車を利用してステーションまで行く必要がある場合でも、その運賃とレンタカーを借りる費用を比較すればカーシェアのほうが安く済むケースがほとんどです。
自転車を利用する場合も、ステーション近くにある有料自転車置き場を利用すれば少しの負担で済みます。
また、利用したいときにすぐに予約して利用できる点も魅力です。
自宅近くにあるレンタカー店で時間をかけて手続きをするよりも、ちょっと離れたところにあるステーションでカーシェアを利用したほうが結果的には早く手軽に済む、という面もあるのです。
また、自宅からではなく、仕事中など外出先で利用するケースが多いのもカーシェアリングの大きな特徴です。
そう考えると近くにない場合でも必ずしもデメリットばかりではなく、手軽に利用できるメリットがいろいろあるといえるでしょう。
決して自宅近くにある人だけが利用できるサービスではないのです。