レンタカーにも共通していますが、車を借りたときにはついつい車内に忘れ物をしてしまうこともあります。
しかもレンタカーの場合は長時間使うこともあって返却する際によく確認することが多いのに対し、短時間での利用も多いカーシェアリングではサッと借りるだけでなく返すときにもサッと返してしまうことがあるため、忘れ物の確認が疎かになってしまう傾向も見られます。
返却した後になって「アレを忘れてきてしまった」と思い出してしまう可能性もあるわけです。
しかもレンタカーの場合は店舗に問い合わせれば比較簡単に回収することができますが、カーシェアの場合はステーションでスタッフに対応してもらうのが難しい面もあるので、忘れた物があってもすぐに回収できない恐れもあります。
これはカーシェアを利用する上での大きな注意点ともいえるので、あらかじめ対処方法を知っておいたほうがよいでしょう。
では具体的にどんな対処方法があるのか?
これは忘れ物に気づいたのが利用後どれぐらい経過してからかによって違ってきます。
カーシェアリングでは返却後も一定の時間の範囲内なら車のドアを開くことができるシステムになっていることが多く、会員カードをかざすことで開くことができます。
返却後1時間以内に設定していることが多く、早く忘れたものに気づいた場合にはこの方法で簡単に回収することができます。
なお、返却後ドアを開くことができるのは原則として1回だけなので、その際には必ずよくチェックしてもう一回調べなければならない、といった事態は避けるようにしましょう。
ではこの方法が利用できる制限時間を過ぎてから、忘れたものに気づいた場合にはどうなるのでしょうか?
方法は二つあります。
まずサービスセンターに連絡して遠隔操作で車を開けてもらう方法です。
手間がかかりますが、これが一番確実でしょう。
次の予約が入っていなければすぐに開けてもらい回収することも可能です。
もうひとつの方法は15分だけ利用できるもので、これはタイムズカーシェアで利用できる方法です。
タイムズカーシェアでは、借りる時間の15分前から利用できるうえに、15分以内に返却すればお金はかかりません。
ですからもう一度車を借りて、忘れた物を回収するだけして返却すればお金もかからず、比較的簡単に回収できます。
次の予約が入っていないのが前提ですが、この方法も頭に入れておくとよいでしょう。