カーシェアリングでは、同乗者と運転を交代することは条件付きで認められています。
その条件は各社で異なるため、事前にご利用の会社のルールを確認しておきましょう。
ルールに反して事故やトラブルが起きた場合、補償が受けられません。
以下に例として、カーシェアリングの大手である、タイムズカープラス、カレコ・カーシェアリングクラブ、オリックスカーシェアのルールを見ていきます。
タイムズカープラスでは、交代できるのはタイムズカープラスの会員だけです。
また、交代するには予約の段階で運転者として追加しておく必要があります。
また、予約した会員本人は必ず同乗していることがルールです。
なお、友人などタイムズカープラスの会員と予約者の家族では、交代の手続きが少し違います。
同乗の会員と交代したい場合は、予約入力画面でその会員のICカード番号を入力しておく必要があるので、予約する前に番号を教えてもらっておきましょう。
家族は、家族運転者として事前に登録しておけば簡単に交代できるようになります。
ただし、家族運転者でも交代できるのは予約段階で申請のある人だけです。
カレコも、タイムズと基本的には同じルールで、交代できるのはカレコ会員のみ、交代する場合は予約の段階で運転者として追加しておく必要があります。
予約者本人が必ず同乗する点も同じです。
運転者を追加するには、会員ページの予約画面から交代したい人のIDを設定します。
家族の場合は、事前に登録運転者として登録しておけば、会員ページの予約画面で手続きする必要なく交代が可能です。
オリックスはタイムズやカレコよりも簡単です。
交代する相手は同じオリックスカーシェアの会員であり、交代した人が運転する場合も予約者自身が同乗する点は同じですが、ルールはたったこれだけです。
予約の段階で申請する必要がなく、会員同士なら自由に交代できます。
万一の際も保険・補償が適用されるので安心です。
以上が大手3社の運転交代のルールですが、ルールを守らずに事故を起こしても補償が受けられないのは当然として、補償が受けられる場合でも事故の責任は予約者である会員が負わなければなりません。
1回目の事故はお咎めなしのことが多いですが、2回目の場合、会員資格の剥奪となることもあるため、くれぐれも事故には注意してください。
(2019年現在)