カーシェアリングが普及してきて、以前より街中でカーシェアリングの車を見かける頻度も増えました。
車を保有するより維持費がかからない分、コストは抑えられますが、利用したことのない方にとって、オイル交換など日常のメンテナンスや点検・整備は誰がいつ行っているのか気になるのではないでしょうか。
そこで、カーシェアリングの車は誰がいつ整備しているのかをお伝えします。
カーシェアリングの料金には、さまざまな費用がすでに含まれています。
たとえば、業界最大のシェアを誇るタイムズカープラスの場合、初期費用のICカードの発行料が1,550円、月額基本料金が1,030円、利用料金が15分206円からという料金設定です。
これらに、自動車保険料、税金、車検代、点検費用、ガソリン代、装備費用などがすべて含まれています。
ですので、利用者は月額の基本料と毎回の利用料金を支払うだけで、これらの維持費を別に負担する必要がないのです。
カーシェアリング会社によって料金体系は異なりますが、どこも基本的に同じことと思ってかまいません。
すでに整備費が料金に含まれているため、カーシェアリングの車の整備はその会社で行います。
レンタカーのようにスタッフが常駐していないカーシェアリングですが、1〜2週間ごとに巡回を行い、車両に異常がないかチェックしているため、利用者は特に気にせず利用できる仕組みです。
ただ、利用のタイミングによっては、ガソリンが減っていたりボディが汚れていたりということもあります。
そういう時は、利用者自身が給油や洗車を行いますが、それも提携のガソリンスタンド等で専用のカードを使って行うため、費用の支払いは発生しません。
それどころか、給油や洗車を行った利用者には、その時間分の利用料金を割引してくれるサービスがあります。
利用料金に保険も含まれているため、事故を起こした場合も安心です。
ただし、利用中のタイヤのパンクやキーのインロック、バッテリー上がりなどは利用者が負担しなければなりません。
すでにあったボディのキズやへこみも、利用前に報告しないといつできたものか判断できないため、場合によっては自分の責任になることもあります。
乗車前は必ず車両の点検を行いましょう。
なお、別料金で補償サービスを用意しているカーシェアリングも多く、それに加入しておけば上記のトラブルでも費用が免除になることがあります。
安心のためにも加入しておいた方がよいでしょう。
(2019年現在)