レンタカーでは、基本的に返却時にガソリンを満タンにします。
一方、カーシェアリングはどうでしょうか。
そこで、カーシェアリングでの給油についてお伝えします。
カーシェアリングでは、返却時にガソリンを満タンにする必要がありません。
カーシェアリング会社の多くが月額基本料を設定していますが、それに燃料代や保険代がすでに含まれているからです。
そのため、利用者は、利用が終わったらそのまま車を返却するだけでかまいません。
ただし、燃料が減っている時は、利用者自身がその都度給油する仕組みになっています。
定期的にカーシェアリング会社のスタッフが給油や洗車などお手入れを行いますが、次の利用者のためにも燃料不足に気付いた利用者が適宜給油するのがマナーです。
給油の目安も、燃料タンクの3分の1以下や2分の1以下などと各会社によって決まっています。
なお、利用者が給油する場合でも、その代金は会社が負担してくれるため、利用者の懐は痛みません。
また、給油にかかった時間は、そのままでは貴重な利用時間のロスになってしまいますので、各会社が割引サービスなどを用意しています。
自分で給油しても何の損もしないようになっているので、燃料が少ないと感じた時は遠慮なく給油しましょう。
以下にカーシェアリング大手3社の給油の割引サービスを紹介します。
タイムズカープラスでは、燃料が半分ほど減った時に利用者自身が給油するようお願いしています。
20リットル以上給油すると、利用料金の15分間分の割引が受けられるサービス付きです。
給油したことは自動で検知されるため、利用者が連絡する必要もありません。
なお、洗車を行った場合も、同じように15分の割引が受けられます。
給油と洗車を一緒に行うと、30分間分の利用料金が割引される仕組みです。
オリックスカーシェアでは、燃料が3分の1以下になった場合は利用者に給油するよう協力を呼びかけています。
もちろん利用者の負担はありません。
給油した場合、返却の翌日までに問合せ受付センターに電話するか給油割引の申請に入力すれば、15分間分の利用料金の割引が受けられる仕組みです。
カレコ・カーシェアリングクラブでは、燃料メーターが2分の1を下回った時に給油をお願いしています。
10リットル以上の給油で、翌月から使える300円分のクーポンがもらえます。
クーポンの有効期限は6カ月です。
(2019年現在)