「カーシェアリングを利用してドライブに繰り出したものの、途中でバッテリーがあがってしまった。」このようなことはあり得ることです。
バッテリーあがりなどで車が動かなくなってしまった場合、どうすればよいのでしょうか。
カーシェアリングの利用中や、利用者に過失がある場合の故障は、利用者が修理にかかる実費を負担するのが基本です。
たとえば、カーシェアリングでドライブに出かけて、途中、休憩のために車を離れる際、うっかりライトを消し忘れていたためにバッテリーがあがってしまったとします。
この場合は、利用者に過失があるので、すぐに業者を呼んで対応してもらい、その修理費用を負担しなければなりません。
ただし、予約した車を動かそうとした時に、バッテリーがあがっていて動かなかったという場合は別です。
前の利用者の過失になるため、余計な費用を支払う必要はありません。
しかし、たとえばすでにタイヤがパンクしていて、走行中に動けなくなってしまったという場合は、自分がパンクさせたわけではなくても責任が生じます。
これはさまざまなトラブルに当てはまることなので、利用前に車をしっかり点検することが大切です。
異常を発見した時にはすぐに業者に連絡してください。
さもないと、原因が前の利用者にあるのかあなたにあるのか業者は判断できませんから、場合によってはあなたが責任を負うことになってしまうことがあります。
カーシェアリング会社によっては、バッテリーあがりなどのトラブルに対して補償サービスを提供しているところがあります。
たとえば、タイムズカープラスの場合、通常は実費の負担となりますが、1回309円の「TCP安心補償サービス」に加入しておくと、バッテリーあがり、ガス欠、キーのインロックなどの費用が免除されます。
安心のためにも加入しておきたいサービスです。
また、オリックスカーシェアでは、30分程度で対処できるトラブルは、ロードサービスとして無償で対応してくれる場合があります。
オリックスカーシェアにはトラブル専用窓口が用意されておりますので、何かあった時はすぐにこちらに連絡してください。
もし車が使えなくなってしまった時など、オリックスのレンタカーを代車として無料で利用できる場合もあります。
なお、カレコ・カーシェアリングクラブにも保険・補償制度が用意されています。
いずれにせよ、利用中に車の異常に気付いた場合は、気付いた時点ですぐに業者に連絡することを覚えておきましょう。
(2019年現在)