カーシェアリングを利用するうえで大切なのが、利用前の車両チェックです。
車のボディにキズやへこみがあった場合、サポートセンターに連絡して対応してもらう必要があります。
たいしたキズじゃないと思ってそのまま利用すると、場合によってはあなたが責任を問われ、修理費を請求されることもあるからです。
カーシェアリングを利用中に車をぶつけたりこすったりした時は、早急にサポートセンターに連絡するのが決まりです。
ところが、なかには自分がぶつけたのに連絡しないような人もいます。
そのため、利用する前には必ず車のチェックをする必要があるのです。
ただ、手軽に利用できるのがカーシェアリングのメリットなのに、毎回車をすみずみまでチェックしてからというのは面倒ではあります。
毎回同じ車に乗るわけでもないので、面倒でたいしてチェックせずに利用しているという人もいるでしょう。
確かに、微細なキズやへこみ程度なら、細かく見ないと見逃してしまうこともあり得ます。
しかし、チェックを怠ったがために、あなたの後に利用した人がキズやへこみを見つけた場合、あなたが責任を取る羽目なってしまうことがあるのです。
仮に、そのキズが運転中にできたものではなく、誰かが駐車中にイタズラしたものとしましょう。
この場合、明らかに第三者によるものだとわかるとしても、あなたが連絡を怠り、次の利用者によって連絡されてしまうと、あなたが修理費を負うことになったり、会員資格を剥奪されてしまったりといったリスクがあります。
ですので、面倒でも利用前にはしっかりチェックすることを忘れないでください。
カーシェアリングは、誰にも会わずに利用・返却ができるのが大きなメリットです。
しかし、このメリットの裏返しとして、利用終了時に車を細かくチェックしてくれる人がいないというデメリットがあります。
レンタカーであれば、毎回スタッフによって細かくチェックされ、清掃もしっかり行われますが、カーシェアリングにはそれがありません。
定期的に点検や清掃は行われますが、利用があるごとに行われるわけではなく、結局は利用者ひとりひとりの責任にかかってきます。
みんながルールとマナーを守り利用すれば問題ないのですが、なかには誰も見ていないからといってルールを守らない人も出てくるのです。
万一、利用しようとした車にキズやへこみ、及び、車内の汚れやタバコの臭いなどがあった場合は、必ず連絡してください。
些細なことだと面倒に思えますが、連絡することがカーシェアリング全体のマナー向上のために大切なのです。
(2019年現在)