6歳未満の子供を乗せて運転をする際には、チャイルドシートの装着が義務づけられています。
これがマイカーなら自分で用意をしておけば問題ありませんが、車を共有するカーシェアリングの場合だと話が変わってきます。
そこで気になるのが、自分で用意することなく借りられるのかです。
しかしこの問題に対して業者側の意識は高くなく、ほとんどの場合は自分で用意しなければなりません。
多くの業者ではジュニアシートまでは標準装備として用意をしています。
これは4〜10歳までを対象としたもので、4歳以下の子供には対応をしていません。
そして赤ちゃん向けのチャイルドシートに関しては標準で用意をしておらず、自前で用意をする必要があるのです。
販売こそ行っているものの、使うのかどうかは状況に合わせて会員へ委ねています。
もちろん中には車両への装備として用意をしている業者があります。
それはカレコ・カーシェアリングクラブです。
需要と供給、そして予算の問題もあるので、全車両への標準搭載は難しいのかも知れません。
しかし小さな子供が車に乗る際は標準装備が義務づけられているものなので、絶対必要なものなのです。
将来的には改善されるかも知れませんが、今は自分で用意をして車を使うたびに持って行く必要があるものだと考えてください。
対応している業者があると言ってもカレコが用意しているカーステーションの中では首都圏にしか搭載車両はなく、三井のリハウスで借りられるようになっていますが、それも首都圏に限られています。
それ以外の地域では借りることができないのです。
チャイルドシートはしっかりとした作りをしているので、重さもかなりのものになります。
だいたい5kg前後はあるので、それを持ってくる間があるところまで移動するのは大変です。
しかも車種によってそのシートの対応状況も変わってくるので、なかなか難しい問題になります。
子供を家に置いて車を取りに行き自宅で取り付ける方法もありますが、不在の間に子供を見てくれる人がいないととても心配です。
まだまだ標準装備としては扱われておらず、借りられるとしても対応している業者は少ないため、基本的に自分たちで用意をする必要があります。
小さな子供がいる家庭でカーシェアリングを利用する場合は、実際の対応状況も含めて事前にしっかりチェックをするようにしてください。