会員の間で自動車を共有するサービスのことをカーシェアリングと言います。
ヨーロッパで発祥し、日本では1988年頃に開始されました。
簡単に説明しますと、会員登録を行い、車を使いたい日時を予約し、時間になったら返却する、というしくみです。
車を持っていないが利用したい、という場合は、今まではレンタカーを借りるのが主な手段でした。
日本でのカーシェアリングはここ数年でどんどんシェアを拡大しており、利用したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
15分単位で車を借りることができるところが多く、短時間の利用が可能な点が特徴です。
レンタカーでは数時間単位となりますので、短時間の場合は割安になります。
また、24時間利用可能なところも多く、急な外出の場合でも借りることが可能です。
有名なところではタイムズカープラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブなどがあります。
車両ステーションと呼ばれるところで車を借りることができるのですが、タイムズカープラスはダントツの約9000箇所、2位のオリックスカーシェアの約1500箇所を大きく引き離しています。
車両台数もタイムズカープラスが約17000台、オリックスカーシェアが約2600台、カレコ・カーシェアリングクラブは約1700台となっています。
日本ではコインパーキングと併設されている場合があり、調べてみると意外と近所にあることが多くあります。
車を所有した場合、さまざまなコストがかかります。
購入して終わりではなく、維持していくためにもお金がかかります。
そのコストをなるべく低くする、というのがレンタカーだったり、カーシェアリングです。
長い目で見ると車を購入したほうが割安になりますが、都内で週末しか乗らないというような方はカーシェアリングを利用した方が安くなる場合も多いようです。
整備や管理をカーシェアリング会社に任せて、必要な時だけ利用する、というのは非常に効率的な方法です。
都内では駐車場代だけで月に3万円も取るようなところが多くあります。
タイムズカーシェアリングで3万円分借りるとしたら丸3日以上借りることが可能です。
利用しない場合はお金もかかりません。
車を所有しなければ、維持するお金を他に回すことも可能です。
これからの時代、あえて車を持たない、という選択肢もありなのではないでしょうか。